12ヒーラーズで紐解く病の根本

目次

バッチフラワーレメディ

フラワーエッセンスの基本

フラワーエッセンスを語るにあたって、バッチフラワーレメディは、全ての基本と言えると思っています。

それは、このメソッドを作り上げたエドワード・バッチ博士の思想によるものだと感じるからです。

「汝自身を癒せ」— バッチ博士の思想

バッチ博士の有名な言葉に「汝自身を癒せ」というものがあります。

この言葉を読み解くだけで一つの記事になるほどの深い意味がありますが、ここでは簡略的に述べますね。

この言葉は、自分自身の内なる状態を理解し、調和させることで、身体的な健康や全体的な幸福を取り戻す力が個人に備わっていることを示唆しているんです。

外部の薬や治療法に頼るのではなく、自分自身の感情や精神的な状態に向き合い、バランスを取ることで、自然な形で自己治癒を促進するという意味なんですよね。

バッチ博士の医学へのアプローチ

ここで補足しておきますが、バッチ博士は決して現代医学を否定しているわけではありません。
彼自身、もとは医師であり、細菌学者でもありました。
その探究の過程でフラワーエッセンスに行き着いたんです。

僕個人としても、現代医学を否定するつもりはありません。

薬は必要なときには飲みますし、病院にも行きます。
実際、今まで多くの医師に助けられてきました。

現代医学の限界とフラワーエッセンスの役割

しかし、現代医学が完全かと言えば、そうとも言い切れません。

現代医学のアプローチでは治せない病も多く存在しています。

何事も完璧はないんです。

だからこそ、現代医学が不完全だからといって問題視するのではなく、その不完全さから何を学び、新たな一歩を踏み出すかが重要だと思っています。

僕は医師ではありませんが、その不完全さを埋めるピースとして、フラワーエッセンスがあると考えています。

そして、そのピースを用いることができるのが僕の役割だと思っているんです。

フラワーエッセンスと現代医学の共存

病を癒すために、現代医学では足りない部分をフラワーエッセンスが補完できるのであれば、多くの悩める方々にその力を届けたいと思っています。

僕が伝えたいのは、西洋医学と自然療法が共に手を携えて、真の健康に向き合う時代が来ることを願っている、ということです。

ここまでのまとめ1

バッチフラワーレメディは、フラワーエッセンスの基本となる手法です。

• 現代医学の不完全さを補完する手法として、フラワーエッセンスがあると考えてます。

• 西洋医学と自然療法が共に健康に向き合う時代が来ることでより多くの人が苦痛から開放されるでしょう。

12ヒーラーズ

鬱病との向き合いと

僕自身、鬱病で人生が一変しました。

そして、そこから出会った仲間たちも同様に、鬱病で辛い人生を歩んできた方々でした。
さらに昨年、父が大腸癌となり、骨盤内の臓器を全て摘出し、人工肛門と膀胱となりました。

これは特別なことではなく、皆さんの周りでも、またご自身でも起こり得ることだと思います。

とても繊細な話題なので、迂闊に話すことが難しい部分もありますが、僕は一人のセラピストとして、そしてフラワーエッセンスを探究する者として、この分野にも踏み込んでいきたいと思っています。

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バッチフラワーレメディの「12ヒーラーズ」

今日は、バッチフラワーレメディを学ぶと必ず目にする「12ヒーラーズ」についてお伝えしようと思います。

簡単に言うと、これは全38種類のバッチフラワーレメディのうちの12種類です。

なぜこの12種類が重要かというと、これらが人の基本的な感情に対応し、心を癒し、病から健康な状態へと変化させる力があるからです。

バッチ博士の思いとして、このレメディをシンプルでわかりやすく、誰でも使えるものにすることが大切にされていました。

そのため、38種類以上のレメディは作られなかったんです。

バッチフラワーレメディの分類

さらに、この「12ヒーラーズ」に加えて、「7ヘルパーズ」や「セカンド19」といった分類もあり、これによって扱いやすさが高まっています。

もちろん、この分類に捉われずにバッチフラワーレメディを使用することも可能です。

ですが、僕はあえてこの分類にこだわりを持っています。

それは、バッチ博士の体系が非常にわかりやすく完成されているからです。

その象徴が、人の基本的な感情は「12ヒーラーズ」で適応できるということです。

「12ヒーラーズ」の衝撃

僕がこれを初めて知った時には、大きな衝撃を受けました。

これほど複雑な人の感情が、たった12種類のエッセンスで対応できるというのは、驚きでした。

ここまでのまとめ

• 「12ヒーラーズ」は、バッチフラワーレメディの基本的な分類で、人の基本的な感情に対応しています。

• バッチ博士の体系はシンプルでわかりやすく、それがバッチフラワーレメディの特徴であり魅力です。

感情とフラワーエッセンス

感情の力

ここで話は少し拡大し、逸れますが憎しみ、喧嘩、争い、戦争、そして文明崩壊――これらはすべて人の感情から生まれています。

そのエネルギーはとてつもないものでしょう。

逆に、親しみ、信頼、共存、愛、子孫の繁栄――これらもまた感情であり、新しい命を生み出すほどの神秘と大きな力を持っています。

感情の本質と「12ヒーラーズ」

いかがでしょうか?

これらの感情。

これらがたった12種類で分類できるというのです。

N.ウォルシュの著書『神との対話』では、神が「感情には『愛』か『無関心』しかない」と言っています。
僕はこの言葉を、感情は実際には二つしかなく、他の感情はその派生であると捉えています。
そして、その派生が12種類の感情として表れるのだと僕は解釈しています。
(ここで言う「神」とは偶像崇拝のGODではなく、集合意識的な意味合いです。)

シンプルさに潜む可能性

このシンプルさにこそ、僕は可能性を感じざるを得ないのです。

だからこそ、僕は「12ヒーラーズ」を主体に心を見ていきたいと考えています。
では、この「12ヒーラーズ」とは何なのか、一緒に紐解いていきましょう。

ここまでのまとめ3

• 人の感情には、破壊と創造の両方の力があります。

• 感情をシンプルに分類することで、その可能性が見えてきます。

• 「12ヒーラーズ」を通じて、感情の本質を探求していきます。

感情のシンプルさにこそ、大きな可能性が秘められているんです。

感情と病

「12ヒーラーズ」と感情の二極性

「12ヒーラーズ」には、それぞれ相反するメッセージが含まれています。

例えば、アグリモニーであれば、平穏と苦悩が対極に位置する感情です。

これは、他のエッセンスにも同様の関係性が存在しています。

バッチ博士の理念と感情のバランス

ここにバッチ博士の理念が詰まっていると僕は思います。

バッチ博士は、苦悩を取り除くために何か別の手段を取ろうとはしません。

とてもシンプルに、反する感情を与えることで、感情のバランスを保ち、結果的に癒しへと導くのです。

この宇宙は、二極化で成り立っています。

光と闇、男と女、表と裏――二極がバランスよく保たれることで一つとなります。

感情も同様です。

苦悩が強ければ、平穏を増やすのです。
まるで、闇に光を与えるように。

感情と病の関係

もし、苦悩がそのまま大きくなればどうなるでしょうか?

少し想像してみましょう。

自分が抱える苦悩、その先に何が待っているのか。

そうです。

それは病となって現れます。

病は、癌であれ心筋梗塞であれ風邪であれ、すべて感情の具現化なのです。

そのため、バッチ博士は病名で判断するのではなく、見つめるべきは精神状態だと考えました。

この考え方は西洋医学とは異なり、驚かされますが、ここまでの話を考えると非常に理にかなっています。

西洋医学との違いと感情の根本的な重要性

もし病名を肉体面の病と捉えると、対処法は「取り除く」か「抑える」かになります。

しかし、根本の感情が変わらなければ、再発の可能性は高まります。

逆に、感情を見つめ直せば、その結果が体に反応として現れるのです。

ここまでのまとめ4

• 相反する感情をバランスさせることで癒しを促します。

病は感情の具現化であり、感情に目を向けることが重要です。

感情の根本に焦点を当てることで健康を取り戻すというものです。

感情のバランスが保たれることで、心身の健康が維持されるのです。

愛し、慈しみの姿勢

病と感情の関係:愛と慈しみの力

病に打ち勝とうとすれば、それはより反抗して強くなるものです。

これは人間関係と同じで、なぜなら人間も感情の生き物だからです。

古代の教えに見る病との向き合い方

この考え方は新しいものではありません。

聖書には「敵を愛しなさい」(新約聖書「マタイによる福音書」)と記されており、ブッダ(釈迦)も同様の意味を説いています。

ブッダ(釈迦)は「怨みは怨みによって鎮まることなく、ただ慈しみによって鎮まる」と教えました。

ここで言う敵を、この場では病と解釈してみましょう。

病と敵対し、怨むことで、それはますます大きくなります。
そうではなく、病から感情を学び、本来の生き方に修正するためのメッセージだと捉えるべきなのです。

病を愛し、慈しみの心を持てば、結果として癒えるのです。

病と人間関係の共通点

そうです。

これは人間関係と同じです。

皆さんが「そんなに簡単じゃない」と思うことも理解できます。
確かに、憎む相手を愛することは難しいでしょう。
でも、自分自身についてはどうでしょうか?

自分自身を愛せなければ、誰が自分を愛するのでしょうか?

誰が自分自身を慈しみの心で包んでくれるのでしょうか?
それができないで、どうやって他人を慈しむことができるでしょうか?

自分を愛し、病と向き合う

僕にはこの答えがまだ完全には分かりません。

だからこそ、まず自分を愛し、慈しむことにしています。

体に病としてメッセージが現れたら、それと向き合うのです。

僕はそうやって鬱病を愛し、慈しむことで、人生が変わりました。

ここまでのまとめ5

• 病と戦うことで、それは逆に強くなってしまいます。

• 病を愛し、慈しむことで、感情を学び、癒しが訪れます。

• 自分自身を愛することが、他人を慈しむための第一歩です。

病は敵ではなく、人生を見直すためのメッセージです。

12ヒーラーズの使い方

鬱病の方へ:大丈夫。今は休息を

今、この文章を読んでいる方の中には、鬱病で苦しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。

その方々に同じことを伝えるのは酷かもしれません。

ですが、もしこの文章を読める力があるならば、あなたは大丈夫です。

今は心配せずに、ただ休んでください。

決して、自分を否定せずに。

そして、フラワーエッセンスという可能性があなたのもとに届けばと祈っております。

12ヒーラーズのシンプルな使い方

12ヒーラーズの話に戻ります。

使い方はとてもシンプルです。

今の自分の感情に合わせて選ぶだけです。

選びやすくするためには、自分の欠点というネガティブな状態で見ることが良いでしょう。

そうすることで、この12種類のどれかに該当します。

それを1種類、または3種類まで組み合わせて使うのです。

フラワーエッセンスの使い方は、下記の記事をご覧くださいませ。

レメディー養うべき特質欠点
アグリモニー平穏苦悩
スクレランサス確固たること優柔不断
ヴァーベイン寛容熱狂者
クレマチス優しさ無関心
チコリー慈愛停滞
ゲンチアナ理解落胆
ウォーターバイオレット喜び悲しみ
セントーリー服従者
インパチェンス許容苦痛
セラトー 知恵愚者
ロックローズ勇気戦慄
ミムラス思いやり恐怖
引用:著書「エドワードバッチ著作集」から「12の癒し手」より

セラピストとしてのサポートと自己選択の重要性

僕はフラワーエッセンスのセラピストをしているので、セッションで選び、お渡しすることもしています。
ですが、この場で僕のセッションの詳しく話をするつもりはありません。

なぜなら、僕のセッションを受けずとも、この内容を参考にご自身で選び、活用できることが大切だからです。

そのために、この場でお伝えしています。

全38種類から選ぶのは難しいかもしれません。

ですので、まずは12種類に絞って選ぶ方法をお伝えしています。

基本的には、僕も同様のアプローチを取っています。

「7ヘルパーズ」と「セカンド19」の活用

「7ヘルパーズ」や「セカンド19」については、この12種類では適応しないケースや、別のアプローチが必要な場合に使っていきます。

最初から「7ヘルパーズ」や「セカンド19」を使うケースもあります。

ですが、ここではあくまで「12ヒーラーズ」を主体としたアプローチをお伝えしていることを了承いただければと思います。

フラワーエッセンスの選び方

12ヒーラーズについて、レメディごとに説明すると長くなってしまうので、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。

しかし、この内容だけでも今の感情に適応するものが選べるはずです。
ポイントは、先ほどの表から自分の感情と「欠点」が適応したものを選びます。
そうすることで「養うべき特質」が働き「欠点」が「養うべき特質」へと変わり、結果的に心と肉体に癒しが訪れます。

意味を深く知ればより的確に選べますが、情報が増えると逆に選びにくくなることもあります。

シンプルに表現されている方が、選びやすいこともあるのです。

フラワーエッセンスに興味をもっていただけたら、ぜひAmazonや僕が勉強したシャンドゥルールなどで購入してみてくださいね。

では、花の光があなたに届きますように。

ここまでのまとめ6

• 鬱病で苦しんでいる方には、まず安心して休息を。

• 12ヒーラーズの使い方は、自分の感情に合わせて選ぶこと。

自分で選ぶことができ、フラワーエッセンスを活用できます。

あなたの癒しとなりますように。

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