結果主義の社会で生きる僕たち
前回の記事で、結果に固執しないことの大切さについて触れました。
ここはとても重要なポイントだと思いますので、今回はさらに深掘りしていきます。
僕たちは、結果が全てという社会で生きてきたため、どうしても結果こそが最重要だと考えてしまいます。
学校でのテストの点数や仕事の成果などが、その人の行動や能力を示す指標として大きな意味を持ちます。
確かに、これらがなければ、お互いにその人のことを具体的に知るのは難しくなります。
結果を目的にすることの楽しさとは
ですが、結果が全てなのでしょうか?
今一度、一緒に考えてみましょう。
結果を全てとしてそれを目的にすることが、本当に楽しいでしょうか?
テストで高得点を取ることや、会社で高い成績を上げることが楽しいと感じる方もいるでしょう。
それはそれで素晴らしいことで、何も問題ありません。十分にその結果を楽しんでもらえればと思います。
しかし、楽しくないと感じる方もいるかもしれません。
その場合、その方は結果を残すために今を生きることになります。
つまり、理想の未来のために、今やりたくないことに取り組むという生き方です。
楽しく生きるための選択
そして、もしその結果が報われ、親や先生、上司から称賛されると、一時的な喜びが訪れます。
それが次の頑張りへの動機になることもあるでしょう。
しかし、ここで大切なのは、「今、あなたが楽しく生きているのか?」という問いです。
結果の評価で楽しさを感じる生き方は、望む結果が出ればいいですが、必ずしもそうはなりません。
もし結果が伴わなければ、努力も報われず、周りからの叱責を受けることもあるでしょう。
これが繰り返されると、心がだんだんと疲弊していきます。
結果に固執せず、今を楽しむ
では、どうすれば良いのでしょうか?答えはシンプルです。
結果を目的にせず、今楽しむことを目的にすることです。
「そんなことをしたら生活していけない」と思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
もしあなたが社会人で、今の仕事が辛いと感じているなら、辞める選択肢もあるかもしれません。
極端なケースかもしれませんが、自分が本当にやりたい仕事を選ぶことが、結果的により充実した人生をもたらすこともあります。
学生であれば、義務教育の間は辛抱することが求められるかもしれません。
しかし、どうしても辛ければ、無理に学校に行く必要はありません。
親は反対し、心配するでしょうが、自分の心身の健康が最も大切です。
壊れる前に、正直に自分の思いを伝えることも大切です。
親不孝だと思うかもしれませんが、自分の人生を大切にすることが、結果的に親も喜ぶことにつながるのです。
汚い例えですが、結果は便と同じ
汚い例えになってしまい申し訳ありませんが、結果は排出物、つまり便です。
便は健康をチェックした後、水に流しますよね?
結果も同じで、チェックしたら水に流すべきものなのです。
それでも、まだ便を見続けますか?
昨日の便をまだ今も見ますか?
半年前、1年前の便をまだ見ますか?
未来の便がどうなるかを心配しますか?
理想の便のために今を生きますか?
僕が伝えたいのは、結果は便のように流すべきものであり、今を生きることが大切だということです。
「今」を生きることの重要性
「今」を観察し、楽しむことができれば、何も心配しなくても理想の結果が自然とついてきます。
もしそうでなくても、チェックして次に活かし、水に流して終わりです。
だからこそ、「今」を生きましょう。
まとめ
• 結果に固執せず、今を楽しむことが大切:結果を目的にせず、今の瞬間を楽しむことで、心の健康を保ち、より充実した人生を送ることができます。
• 結果は便と同じ、流すべきもの:結果は健康をチェックした後の便のように、見続ける必要はありません。過去に固執せず、未来を心配するより、今を大切にしましょう。
• 自分の心身の健康を最優先にする:辛い状況にあるなら、自分の心身の健康を最優先にし、正直に自分の思いを伝えることが大切です。それが結果的に周囲の幸せにもつながります。