「今」を生きる重要性について

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「今」を生きる重要性について

「今を生きる」というフレーズは、日常的に聞くありふれた言葉です。

そこに新しさは感じられないかもしれませんが、実は最も大切なことは身近に存在しています。

大切な人、そして大切な言葉がその例です。

この「今」を生きることは、さまざまな表現で語られ、最終的にはどの表現も「今」を生きることに行き着くのではないかと僕は考えています。

では、「今」を生きるためにはどうしたら良いのでしょうか?

一緒に考えていきましょう。

今を知り、感じるための方法

今を知り、感じるためには、まず今に意識を向けることが重要です。

反対に言えば、過去や未来にとらわれないことが大切なんですよね。

さらに、自分以外のものに意識をとらわれないことも必要です。

このことを意識するだけで、結果的に今に意識が向かうようになります。

心を観察するというシンプルな方法

では、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

方法は心を観察すること、ただそれだけです。

心は、感情と言い換えてもいいでしょう。

観察とは、決して心の状態を変えようとしないことです。

「良くしよう」とか「整えよう」といった行為を避けることが肝心です。

この点が一番難しいところかもしれませんね。

僕たちは、感情が湧くと
「良くしよう」「整えよう」「浄化しよう」「頑張ろう」「私ってすごい!」
などの肯定的な言葉で自分の心を変えようとしがちです。

しかし、そのように肯定的に心を変えようとすることが、心の反発につながり、結果として今から切り離されてしまうのです。

本当に心を肯定するなら、何もせずにただ観察することが大切なんです。

例え話で理解を深める

これを理解するために、愛おしい我が子やペットの例を考えてみましょう。

何をしようと、愛おしく観察でき、変えようとしないはずです。

もしそこで介入した時点で、相手の心や人生に踏み込むことになります。

相手に介入するのは、相手を信頼できていないこととも言えます。

本当に信頼できていれば、そのまま相手に委ねられるのです。

もちろん、命の危険がある場合はサポートが必要です。

それも広義では介入と言えますが、命を尊重した介入は共存の一環として時に必要です。

命を守るために、物理的な繋がりを保つことは重要であり、僕たちはこの物理世界でその繋がりから経験を得るために生きています。

ただし、物理的な繋がりが途絶えてもそれが終わりではありませんが、今回はその話から逸れないようにここまでにしておきますね。

自己受容と「今」を生きることの関係

自分の心に自分で介入せず、ただ観察することが重要です。

そのためには、何も変えようとしないことがポイントです。

つまり、

• 否定しないこと

• 激励しないこと

• 褒めないこと

が大切です。

お気づきの方もいるかもしれませんが、これは自己受容の方法と同じです。

インナーチャイルドの癒しと同じアプローチです。

癒しの時だけにやるのではなく、日常でこの状態にいることが必要なんです。

なぜなら、癒しは結果であり、癒すこと自体が目的ではないからです。

「今」を生きる結果が自己受容であり、その結果が癒しとなるのです。

したがって、「今」を生きることは、自己受容を常に実践している状態とも言えます。

アニメ「鬼滅の刃」と「今」を生きること

例えば、アニメ「鬼滅の刃」では、呼吸を扱うことで力を発揮しますね。

これは、呼吸という止まることのない体のリズムに意識を向けることで「今」となり、潜在的な力が発揮されると僕は解釈しています。

これはアニメの世界だけでなく、現実世界でも同じです。

普段、僕たちは意識が飛散しており、今にいない状態なので力も散っている状態になります。

「今」に意識を向けることで、普段と違う意識と力に気づけるでしょう

その結果、巷で言われる「引き寄せ」も起こるのです。

注意してみてください

今から意識が離れる時はどのような時か?

僕の経験から挙げますと
・YouTubeを観ている時、または観ようとしている時
・急に未来や過去の不安が湧き上がった時
・Amazonで買い物をしている時

などです。

これらは全て悪いというわけじゃないので誤解しないでくださいね。

大切なところは、恐怖や不安、そして欲がある時に「今」から離れる傾向があるということを知るということです。

日頃から意識していると離れた時にしばらくたってからふと気づきます。
「あ、今、「今」から離れていたなと」

僕の家には、テレビが無いので影響を受けませんが、テレビも同様です。
ラジオも。

何かに意識が向いた時に、「今」から離れやすくなります。

では、どうするかというと、YouTube、テレビなど離れやすくなる時ほど、客観的に自分を観察することです。
「あー、今「今」から離れてるなー」
と。

決して、観ない!今に集中!
ということはしません。

離れていくなら離れていくのを観察します。
大丈夫です。
それを観察できている時点で「今」にいるのですから。

「引き寄せ」の本質

「引き寄せ」も目的ではなく結果です。

「引き寄せ」を目的として行動すると、「引き寄せ」は逆に離れてしまいます。

なぜなら、「引き寄せ」をしようとすることは、今「引き寄せていない」ということを意味しているからです。

これがパラドックスなんです。

だから「引き寄せ」がうまくいかず、悩む人が多く、何冊も同様の本を読むことを繰り返してしまうのです。

もう一度言いますが、「引き寄せ」は結果です。

今を生きて、自然と整えば「引き寄せ」は結果として起こるのです。

まとめ

総括として、「今」を生きることが全ての始まりであり、結果として自己受容や「引き寄せ」がもたらされるのです。

また一緒に、自分と宇宙を見つめ続けていきましょうね。

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