12ヒーラーズ 〜魂の成長〜

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12ヒーラーズと魂の成長

フラワーエッセンスやバッチフラワーレメディの選び方は、今の悩みに対処するためであり、それを解消することが主な目的であると思います。

悩みがなければ、フラワーエッセンスとの出会いもないかもしれません。

そこに何も否定はなく、それも大切なプロセスの一部だと感じています。

しかし、それだけで終わるわけではなく、それがバッチフラワーレメディの最終的な目的というわけではありません。もっと深い解釈と可能性が広がることを知っていただければと思います。

悩みも病も、その氣づきの一つに過ぎません。バッチフラワーレメディを使って結果的に癒されることも、単なる結果の一つに過ぎないのです。

人間関係が改善されることや病が癒えることは喜ばしいことですし、僕もセラピストとして嬉しく思います。

ですが、それもプロセスの一部に過ぎないのです。

その先には、さらに重要なことがあります。

それが、その経験によって得られる魂の成長です。

魂の成長

その経験を通じて、あなたは何に氣づきましたか?

ここでの氣づきとは、お金を稼ぐ方法や新しい健康法ではありません。

もっと内面的なことです。

例えば、

• 人に対する許容の氣持ち

• 恐れや不安を避けるのではなく、それを糧にすること

• 偏り過ぎたスピリチュアルから、より現実的な思考と解釈へ移行すること

こうしたことに氣づくことで、あなたの人生は一変します。

なぜなら、これらの感情が多くの悩みや病の根源であり、苦悩の原因だったからです。

その根源に氣づいたとき、魂の成長と人生の変容が始まるのです。

その変容が、ネガティブからポジティブへの移行となります。

逆もまた然り。

ネガティブからポジティブへの移行こそが、変容へのステップとなるのです。

波動の転写

このことが、バッチフラワーレメディを使う本来の目的に近いと僕は思っています。

何故ならば、家族関係の改善や病の改善はあくまでも個人レベルに過ぎないからです。

それが決して、大したことではないと軽視しているわけではありません。

重要なことです。

例えるなら、お茶碗のご飯の山と米一粒、どちらが大切か?という質問と同様です。

どちらも大事です。

ただ、米一粒の積み重ねがお茶碗のご飯の山となります。

どちらも知ることが大切なのです。

話を戻すと、個人レベルは米粒の話です。

だからこそ、お茶碗のご飯の山のように、さらに広い解釈が同様に大切です。

あなたが、氣づきを経て変容したとしましょう。

その変容が、あなたの近くの人にも変容を促すのです。

波動は転写します。

それは人から人へも例外ではありません。

それが、家族、社会、そして世界へと拡大していくのです。

世界はどうなるでしょうか?

ポジティブな波動で満たされ、不要な争いはなくなり、人がより人として生きることを楽しめる世界になるでしょう。

これが、バッチフラワーレメディから始められるのです。

そして、それが12ヒーラーズから誰でも始められるのです。

さらに、このプロセスを実際の12ヒーラーズをもとにお伝えします。

魂のタイプ

先ほど例に挙げた

人に対する許容の氣持ち、恐れや不安を避けるのではなく糧にすること、偏り過ぎたスピリチュアルからより現実的な思考と解釈

については、12ヒーラーズにあるインパチェンス、ミムラス、クレマチスのポジティブな側面に該当します。

• 人に対する許容の氣持ち:インパチェンス

• 恐れや不安を避けるのではなく糧にすること:ミムラス

• 偏り過ぎたスピリチュアルからより現実的な思考と解釈:クレマチス

その逆の状態がネガティブな感情です。

それが悩みや病となっていたわけですね。

12ヒーラーズは、魂のタイプであり、人の性格を表現したものです。

つまり、あなたも必ず12種類のどれかに該当し、そのネガティブとポジティブな側面を内在しています。

そのポジティブな部分に氣付き、それを世界に転写していくことが、僕たち人間の真の使命なのです。

そのアプローチには、生業としての仕事や家族、友人関係などがあり、悩みや病という苦悩からネガティブな部分を知ることでポジティブを知り、真の自分となるのです。

つまり、人類は皆、12種類の魂の個性を活かし転写することで、世界をより良いものへと変えることができるのです。

個人単位の幸せだけでなく、得られた氣付きを世界に転写していくことが重要となります。

ここで、僕の解釈と例をお伝えします。

「12ヒーラーズの花時計」

「12ヒーラーズの花時計」のお話です。

文献「バッチのフラワーレメディー植物のかたちとはたらき」記載の内容元に自分の解釈を踏まえてお伝えいたします。

この図をご覧ください。

12ヒーラーズの花時計

時計は1から12の数字で成り立っていますね。

これが、すべて12ヒーラーズの花1つ1つに該当するのです。

数字や花に優劣はありません。

12種類あることが大切なのです。

あなたは、どの数字であり、どの花でしょうか?

例えば、7だとしましょう。

7はウォーターバイオレットだとします。

もしあなたがウォーターバイオレットのポジティブな状態であれば、この花時計の中で花に囲まれ、好奇心のままに行動し、自分の世界で知恵を求めて人生に没頭していることでしょう。

しかし、時計の指針が外を指し示すと、そこには何もない闇のような世界が広がっています。

では、その指針が示す7の外側の先に歩いてみましょう。

その道を進むと、あなたは孤立を感じるかもしれません。

さらに孤立に対して干渉を拒み、助けすら払いのける状態になります。

あなたはにこやかな表情を失い、強張った表情で自分の世界に閉じこもるのです。

これが、ウォーターバイオレットのネガティブな状態です。

やがて、あなたは先ほどの花々を思い出し、振り返ります。

花の光があなたを導いていることに氣付きます。

そして、あなたは再び花の光の中へと戻り、12ヒーラーズの花時計の中に戻ってきます。

ネガティブな状態を知ったあなたは、人の温かさや自分の笑顔の大切さを、より深く理解できるようになりました。

その上で、自分の世界の追求をさらに深めていけるのです。

これが、ネガティブな状態からバッチフラワーレメディを活用することで得られる魂の成長です。

12種類それぞれに、このような魂の成長があり、真の平和へとつながるのです。

真の平和とは

僕は、この理論に確信を持ってお伝えします。

何故なら、12ヒーラーズのポジティブな側面をご覧ください。

人々がこれらの状態を個々に発揮し、それを世界に転写した姿を想像してみてください。

あるべき世界の姿が浮かび上がるはずです。


• 常に思いやりをもって恐怖に屈せず歩む人=ミムラス

• どんなショックなことでも動じない勇気を持って歩む人=ロックローズ

• 直感と知恵を携え、自ら行動して歩む人=セラトー

• 他人の力も許容し、己の道を力強く歩む人=インパチェンス

• 例え考えの違いがあっても自分の道を歩む人=セントーリー

• 自分の世界を大切にし、魂の探究の道を歩む人=ウォーターバイオレット

• うまくいかなくても何度でも挫けずに歩む人=ゲンチアナ

• 相手を思いやる心で人々と繋がる道を歩む人=チコリー

• 空想の世界を現実に具現化し、生きる喜びを分かち合う道を歩む人=クレマチス

• 情熱をもとに人々を導く道を歩む人=バーベイン

• 様々な決断においても己の軸をブレずに決断する道を歩む人=スクレランサス

• いつもありのままの明るさで周りを幸せにする道を歩む人=アグリモニー


これらの人々が共に手を取り合い育む世界に、どこに争いが生まれるでしょうか?

たとえ一時的に争いが生まれたとしても、誰かがそれを許容し、魂の成長へと変えていけるでしょう。

間違っても、人が人を傷つけることにはなりません。

人は、もう争いから学ぶ必要はないのです。

その時代を迎える時が来たのです。

ポジティブな関係から、内在するネガティブな側面によりポジティブな世界を生み出すフェーズが、これからの世界なのです。

その可能性が、バッチフラワーレメディと12ヒーラーズにあるのです。

なぜなら、12種類の魂、12種類の性格が、それぞれ「12の癒し」そのものだからです。

12の魂がお互いを癒し合いながら歩むことで、魂の更なる成長がもたらされるのです。

それが、僕ら一人一人であり12ヒーラーズ(12の癒し手)なのです。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今の感情の悩みに好きなレメディーを摂ることも素晴らしい使い方です。

ですが、その先にある意味を読み解いていくと、なぜ苦悩があるのか? 癒しの先に何があるのかが見えてきます。

それがバッチフラワーレメディであり、バッチ博士が見つめていた世界なのではないかと僕は思っています。

これは僕の解釈も多分に含まれていますので、正しい・正しくないという話ではなく、1つの解釈としてあなたの解釈の一助となれば幸いです。

決して、僕の解釈を押し付けるつもりはございません。

一緒に魂の成長を歩む同士として、今後もお付き合いいただければ幸いです。

それでは、長い旅となりましたが、お供いただきありがとうございました。

最後になりましたが、どうしてこのような解釈と深掘りをこの場でお伝えしたかと言いますと、それが僕の生きる意味であり、魂の転写だからです。

それが、レメディータイプがウォーターバイオレットである華土 佳という人間の生き方だからです。

ありがとうございました。

参考文献
・「バッチの花療法その理論と実際」著者:メヒトヒルト・シェルファー
・「エドワード・バッチ著作集」著者:エドワード・バッチ
・「バッチのフラワーレメディー植物のかたちとはたらき」著者:ジュリアン・バーナード
・「バッチフラワー花と錬金術」著者:東 昭史

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